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Nikon 1(ニコンワン)は、ニコン社のニコンブランドの、レフレックス方式のファインダー光学系を持たない、レンズ交換式電子ライブビューディジタルカメラである。いわゆるミラーレス一眼カメラ等と呼称されているカメラと同様の構成だが、ニコンはミラーレス一眼というような語は使用せずレンズ交換式アドバンストカメラ(英:Advanced Camera with Interchangeable Lenses)としている。 == 概要 == この構成のディジタルカメラへの、ニコンとしては初参入となるシステム・シリーズである。ネーミングには、デジタル時代に、ゼロベースですべてが新設計された全く新しいシステムカメラ、つまり「0(ゼロ)」から「1(ワン)」を生み出し、デジタル世界を牽引するという思いを込めている〔2011年9月21日付プレスリリースより〕。 イメージセンサのサイズ(デジタル写真#センサの大きさと視野角)は13.2mm×8.8mmの、フォーサーズ系よりひとまわり小さく1型(1インチ)センサより少し大きい、新フォーマットの「CXフォーマット」である。マウントも新設計の「Nikon 1マウント」である。このイメージサイズでのレンズの画角のいわゆる35mm換算は約2.7倍である(たとえば、50mmレンズの画角が、35mm判における135mmレンズのそれと同程度になる)。 このイメージサイズとマウントにより、十分な描写性能を確保し、かつレンズを含めたカメラシステムの小型軽量化を実現したとしている。手振れ補正機能(VR)は同社ディジタル一眼レフカメラ同様、レンズ側に搭載している。従来のFマウントのニッコールレンズを使用できる〔IX ニッコールレンズなど一部を除く。〕マウントアダプターも純正オプションとして用意されている。 カメラ本体性能の特徴としては、2013年2月までに発売されたすべての機種が撮像面に位相差AFセンサーを内蔵させたハイブリッドAF(通常は位相差AFのみで合焦し、暗所などではコントラストAFに自動切替)となっている。このためコントラストAFのみの機種と比較して動体に対するAF性能が良好であり、連写速度は全フォーカスポイントでのAF追従で5コマ/秒(Nikon1 J1、Nikon1 V1の場合)、中央1点固定に限れば10コマ/秒(同左)と同社一眼レフカメラ中~上級機に匹敵する。また、AF固定の場合は最大60コマ/秒の高速連写が可能である。 撮影モードの特徴としては、上記AF性能を活かした機能を採用しており、シャッターボタンを全押しする付近最大20枚を自動連続撮影し、ベストショット5枚を記録する「スマートフォトセレクター」や、静止画+スロー動画+音楽を一体記録する「モーションスナップショット」などが挙げられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ニコン・Nikon 1」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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